健康と美容にカンケイするコーヒーの意外な事実

最近、「実はコーヒーは体にいい」「ダイエットの強い味方」といった話を聞きませんか? 昨年、日本でも翻訳版が発売された「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」(ダイヤモンド社刊)でも、良質なコーヒーで1日を始めることを勧めています。その色ゆえなのか、コーヒーにはマイナスのイメージが付きまとってきました。ところが、「カフェイン」、「ポリフェノール」を含むコーヒーは、むしろ毎日飲んだほうがいいと言われるようになったのです。

体脂肪の燃焼が期待されるカフェイン

カフェインは眠気を冷ましてくれるとともに、「夜、眠れなくなる」と避けられることもあります。ただ、カフェインを含むのはなにもコーヒーだけではありません。緑茶にもウーロン茶にも含まれているし、紅茶に含まれるカフェインはコーヒー以上になることもあります。そのカフェインに「集中力をアップし、計算能力を高める」、「運動能力を向上させる」という研究結果が出ました。運動前に飲めば、体脂肪の燃焼が促進するという説も出ています。

ポリフェノールも健康や美容にいいと、すっかり有名になった成分です。コーヒーが持つ褐色の色み、苦味、香りは豊富にポリフェノールを含んでいます。赤ワイン、チョコレートにも含まれるポリフェノールは植物が作り出す抗酸化物質です。コーヒー1杯(約140㏄)には、約280㎎、赤ワイン1杯と同程度、緑茶の2倍のポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールで健康な血管を保つ!

さて、その抗酸化物質であるポリフェノールがどのように体に有益なのかというと…。まず、「血管の若さを維持する」ということです。血管が老化するとさまざまな病気を引き起こします。でも、血管が若ければ肌も臓器も健康を保てます。血管老化の最大の要因はコレステロール。悪玉コレステロールが血管壁の中で酸化すれば、動脈硬化を引き起こします。ポリフェノールは善玉コレステロールが血管中にたまった悪玉コレステロールを引き抜く場所を増やす働きがあるということがわかってきました。動脈硬化になりにくくし、ひいては血管を若く保つためにも、ポリフェノールたっぷりのコーヒーを飲むことはプラスになるわけです。

脂肪の吸収を抑える“コーヒーオリゴ糖”

また、「コーヒーオリゴ糖」という、コーヒー豆カスから抽出・生成されたオリゴ糖も発見されました。カロリーが砂糖の半分であるだけでなく、「脂肪の吸収を抑え、たまった脂肪を代謝させる」、「腸の働きを助ける」、「アレルギーになりにくくする」という特性があると言います。成人男性8人に、コーヒーオリゴ糖入りコーヒー飲料を1日1回、1週間飲んでもらったところ、排せつされる脂肪が増えることわかったそうです。

集中力アップ、リラックスにも効果のあるコーヒー 

このほか、1日コーヒーを3~4杯飲む人は全く飲まない人と比べると、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患で死亡するリスクが低いこともわかっています。さらに、マウスにコーヒーを投与したら、日焼けの原因となるメラニン色素の増加を抑えたという結果も出たことから、将来、美白効果があるとわかるかもしれません。冒頭で「飲むと集中力をアップする」としましたが、逆に香りには「リラックス効果」もあります。健康や美容効果があるから飲むのではなく、「コーヒーを飲みたい!」と思ったときに味わっていただくのが、心にも体にも染みるのではないでしょうか。

 

参考:全日本コーヒー協会

関連記事